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1. ピンバイス

2. フラックスと洗浄剤

3. コーティング

4. キボシ端子

5. 自動車用配線コード

6. 自動車用配線コネクタ

7. 接着剤

8. ゴムテープ

9. ハンダ吸い取り器

10. 圧着スリーブ

11. サンポール

 

1. ピンバイス

プリント配線板の穴あけ作業には、ピンバイスを使うと手軽です。静かなので、夜中でもひっそりと作業ができます。写真のように、さきっぽに細いドリルを挟んで使います。配線板の下には、トリルが貫通するので、新聞紙等を重ねて敷いておくとよいでしょう。

写真では、人差し指でてっぺんを押さえて、親指と中指でまわしていますが、人差し指の付け根でてっぺんを押さえて、人差し指と親指でまわす方が楽かもしれません。

このタイプのピンバイスは、ホームセンター等の、ドリルを売っているあたりを探すと、安価な物で、500円〜1000円くらいで売っていると思います。

下の写真は、スパイラルピンバイスといって、片方の手でてっぺんのグリップを押さえつつ、もう片方の手でらせんが通してあるグリップを持ち上げるとらせんが回転して、穴があくしかけの物です。持ち上げた手をはなすと、グリップがポトンと落ちるので、これを何回か繰り返すと穴が貫通します。てっぺんの滑りが悪い時には、潤滑剤(KURE 5-56等)を付けるとよいようです。 またらせんの滑りが悪い時には、流動パラフィン系のさび止め油をべっとり塗って、グリップを何度も上下させてからティッシュで油をすっかりふき取ると滑りがよくなります。

スパイラルピンバイスは、普通のピンバイスと比べて、作業効率はさほど変わらない感じですが、指をひねらないで済む分だけ、楽なようです。 あけび猫の近くの店ではみかけないのですが、ここで通販しているようです。

あけび猫は数年前から、下の写真のような精密プッシュドリルというのを使っています。これは、もち手をスコスコと何回か上下させれば穴が空くしかけですが、押す時は軽く力をかける必要がありますが、戻る時はバネが入っているのか力を緩めるだけで勝手に戻るので通常のピンバイスと比べてかなり作業が楽で病み付きです。(2006-9-6)

100円ショップで売られていることもあるみたいです。

2. フラックスと洗浄剤

配線板に部品をハンダ付けするとき、フラックス(HAKKO 001等)を配線板に塗りつけておくと、はんだ付けがしやすくなります。電子部品用のフラックスは、多分、腐食性は弱いと思うので、洗浄しなくても、しばらくは問題ないとは思うのですが、HAKKOのページには、必ず洗浄して下さいとあるので、洗浄した方がよいでしょう。洗浄すると、ハンダ付け時に発生したススやハンダのカスが取れて、綺麗になります。

フラックスは、ホームセンター等の、ハンダ付け用品を売ってあたりを探すと売ってると思います。

洗浄剤は、サンハヤトハイシャワーを使うと無難だと思うのですが、写真のような、ブレーキパーツクリーナーでも使えるようです。ブレーキパーツクリーナーは、ホームセンター等で、安価な物だと、200円くらいで売ってあります。だたし、ハイシャワーと比べると、成分にもよるのかもしれませんが、ものすごくよく燃える物があるので、火気には注意して下さい。

洗浄剤は、普通に吹きかけて使っているとすぐに無くなってしまうので、少し吹きかけてから、歯ブラシ等でこすってよごれを浮かせ、もう一度吹きかけて洗い流すようにすればよいでしょう。

電子部品に使う糸ハンダには、もともと無洗浄タイプのフラックスがふくまれているので、糸ハンダだけでうまくハンダ付け出来る場合には、フラックスの塗りつけは省略してもよいでしょう。

3. コーティング

ソルダーマスクがほどこされていない基板は、ハンダ付け後に配線面にコーティング剤(ハヤコート等)を塗っておくと、時間が経っても腐食しにくく、綺麗な状態が保たれます。スプレー式のコーティング剤は、配線面に少しづつ吹きかけ、絵の具の刷毛等で、つついて適度にのばすと綺麗に塗れます、スプレーで吹きかけるだけでは、タレてきてしまいますし、刷毛でこすり過ぎるのも毛が抜けてよくないです。

コーティング剤は、スイッチ等の接点にしみ込むと、接触不良をおこしたり、調整済みのコイルやトリマーにかかると、乾燥後に調節がずれてしまう事があるようなので、そういった部品がある面にはかからないようにした方がよいでしょう。また、コネクタ等にもしみ込ませてしまわないように気をつけて下さい。

特に基板を過酷な条件で使う事もなく、見栄え等にこだわらなければ、コーティングは省略してもよいでしょう。

絶縁性が気になる場合には、配線面に、粘着剤つきのゴムシートか、ガムテープ等をはりつけておけばよいと思います。

4. キボシ端子


主に自動車の後付けのオーディオ等の配線に使われる端子ですが、パソコンの筺体内部の配線をするのにも便利です。端子や圧着工具は、ホームセンター等の自動車用品売り場にいくと置いてあります。圧着工具は、安価な物で、1,000〜2,000円くらいだと思います。ひそかに一般工具売り場の方に安価な物がおいてあることがあります。キボシ端子の以外に、圧着スリーブ等にも使えたり、ワイヤーストリッパーがついていたりするので、持っておくと色々便利です。

5. 自動車用配線コード

 

自動車の電気の配線に使われるコードですが、パソコンの筺体内部の配線にも使えます。ホームセンター等の自動車用品売り場で簡単に入手できます。パソコンに使うには、サイズが0.50sqの物が手ごろかと思います。

6. 自動車用配線コネクタ

自動車の電気の配線に使われる物ですが、パソコンの筺体内部の配線にも便利です。これは、既にある線の途中から、もう一本線を分岐させる時に使います。ペンチやプライヤーで挟むだけで配線が分岐できます。被覆を剥いたり、半田付けやねじ止めをする必要がありません。パソコンの筺体内部の電源コードには、コードサイズが0.50sq〜と書かれた物が適当と思います。1.25sq〜のは大きすぎるので、間違って買ってしまわないように注意して下さい。写真は50個入りですが、10個入り等のパッケージも売られているみたいです。

7. 接着剤

左から、金属パテ、ゴムボンド、弾性エポキシ接着剤です。どれも完全に硬化後は強靭で耐熱性も高いみたい(多分100℃くらいは大丈夫?? ボンドMOS7はパッケージに-60℃〜150℃とかいてありますが、他は耐熱温度は書いてありません)です。これらは、ホームセンター等の接着剤売り場にあります。

金属パテ

セメダインエポキシパテ金属用です。これは、柔らかい金太郎アメみたいな物を必要な量だけ切って、指で練ると、だんだん暖かくなめらかな柔らかさにくなってくるので、その、なめらかなうちに形をつくります。練ってから10分くらいで固まりはじめ、固まると本当にカチカチに固まり、かなりの強度を持ちます。イビツな形の物を接合したり、造形したり、配管等でロウ付けに失敗した所を埋めるのに使えたりします。一度固まると剥がすのには苦労するかもしれません。

ゴムボンド

コニシ合成ゴム系接着剤です。あけび猫は、何故か写真のボンドG103を使っているのですが、、これはやけに量が多いです。ボンドG17というのもあって、それが量が手ごろかと思いますが、あけび猫は最近、G17を使ったことがないので、強度の違い等は謎です。この類の接着剤は、ゴム糊みたいな感じで、接着する物の両面に薄く塗り、しばらく置いて乾かしてから、貼り合せます。貼り合わせる時は、十分押さえつけて、よく着くようにします。着けた直後から手を離しても落ちたりしないので、特に大きな力が加わることが無い限り、固定するのに悩むことがありません。完全に硬化するとかなりしわくなります。カッターを使って剥がすこともできますが、うまくやらないと跡がのこります。接着面が細かったり小さい所に使うのは難です。接着面が平たく滑らかな所で威力を発揮します。

弾性エポキシ接着剤

写真は、セメダインEP001ですが、コニシボンドMOS7というのもあります。2液混合タイプで、よく混ぜてから、接着面に塗って貼り合わせたり、流したり、漬けたりできます。この類の接着剤は固まるまでに結構時間がかかり(EP001で40分)その上固まるまではほとんど接着力が無いので、どうにかして固定しておく必要があります。硬化後は、その名のとおり、弾力があってやわらかい感じなので、剥がしたくなった時にはカッターで切ることができそうです。

8. ゴムテープ



自己融着テープと防水テープです。これらは、ホームセンター等のガムテープや両面テープが置いてあるあたりか、ゴム部材が置いてあるあたりにあると思います。自己融着テープは、電気工事用品の辺りのこともあるかもしれません。

自己融着テープ

電気の配線の露出している所を覆って絶縁したり、防水したりするテープです。この類のテープには接着剤や糊はついてないのですが、テープを伸ばしながら巻くとテープ自体が融けあってくっつきます。ビニールテープだと巻き方がぐすかったり、環境によっては、テープの糊がネトーっと流れて剥れてたりすることがありますが、自己融着テープだとそういうことが無くて安心っぽいです。対象物によく密着するので、テープ巻いた上からさらにエポキシで固めたり塗装等の加工が容易にできます。 自己融着テープは紫外線に弱いらしいので、屋外で使う時には、ビニールテープ等で覆って保護するのがよいらしいです。写真の日東シンコー社の物が見つからない場合、スコッチ社の物なら見つけやすいと思います。剥がす時にはカッター等で切れば、きれいに取れます。

防水テープ

糊のついたゴムテープです。自己融着テープには糊がついてなくて、自己以外にはくっつかないので、巻けるところでないと使えないのですが、防水テープだと、糊がついてるので平らなところにも使えます。防水テープ以外にも、防音テープとして売られていることもあります。パッケージに書いてあるように、正に曲面によくなじむので、イビツな形のものを固定するのに便利です。ただし、自重やその他の原因で、くっつけた物に一定の力がかかり続けるような場合には、じわじわと剥れてきてしまうので使えません。また、長期間物を固定しようとしていると、やはり、何であれ、じわじわと剥れてきてしまいますので、固定して永遠にほおっておくのは危険です。固定は一時的な目的で使うのが無難と思われます(パッケージをよく見ると、重量をささえる用途には使えませんと書いてあったり)。ニトムズ防水テープには金網がはいっているらしいので、絶縁性はどうか謎です。剥がすと跡が汚く残りますが、多分アルコール等で拭けばとれそうかも(未確認)。

9. ハンダ吸い取り器

左がスポイトタイプで、右がピストンタイプのハンダ吸い取り器です。これらは、ハンダゴテが売ってある所にいっしょに並べてあったりすると思います。ハンダ付けに失敗は付き物なので、それを修正する為に必ず持っておきたいアイテムです。ピストンタイプは強力で、うまくやるときれいにハンダが吸い取れるのですが、微妙な操作は難しく、ヘタをすると、バネが戻る瞬間基板を突いてパターンが剥げてしまったりします。スポイトタイプは、微妙な操作ができ基板を傷付ける心配が少ないのですが、威力が弱いので、綺麗に吸うのはむずかしいことがあります。あけび猫は部品を取り外す時にはピストンタイプを使い、微妙な修正にはスポイトタイプを使ったりします。スポイトタイプは売っている店が少ない気がします。スポイトタイプが手に入らない時には、ピストンタイプの小型のものでもよいかもしれませんが、使い勝手は未確認です。ちなみにパターンが剥げた時、パターンが切れていなければ、あわてずそのまま組み立てを進め、最後に瞬間接着剤等で剥げた部分を固めればよいかと思います(その部分は二度と修正不能になるので、動作確認後に固めることをおすすめします)。不幸にも切れてしまった場合には、リード線の切れ端でつなぐ等、なんとかして下さい。

10. 圧着スリーブ

配線コードを接ぐには、圧着スリーブを使うとお手軽です。使い方はパッケージの説明書をみると分かります。ギボシ端子の圧着工具を使った場合には、こんな感じです。これは、電気工事用品を売ってるところに行くとあります。先ず配線の被覆を剥き、圧着工具で、圧着スリーブを軽く挟んでおいて、そこに剥いた配線を差込んで、力を入れて潰すと線がつながります。写真は100個入りですが、もっと少ないパッケージもあるかもしれません。接いだ所は、自己融着テープやビニールテープで絶縁しておくとよいでしょう。チューブ付きの圧着スリーブもあるみたいですが、あけび猫は使ってみたことがありません。

11. サンポール

酸が効く プリント配線板の銅箔をぴかぴかにするには、トイレ掃除によく使う大日本除虫菊社サンポールを使うとお手軽です。あらかじめ適当に薄めてスプレーに入れておくと使いやすいです。しかし、サンポールをかけた後はよく水洗いしないと、グリーンアップルとやらの香りがイマイチです。。

にへるつおるぐ

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