にへるつおるぐ | ブログ | コンタクト | 統計 | カゴの中身を見る

チップ部品のハンダ付け方法

※はずし方はこちらです。

チップ抵抗等がハンダ付けしにくい時には、以下をお試し下さい。

1 片方のランドにハンダをのせます。
この時、ハンダゴテを右手に持つ場合には、作業者から見て右側もしくは奥のランドにハンダをのせると作業がしやすいでしょう。
ハンダゴテはセラミックヒータータイプで20W程度の先が細い物、ハンダは、φ0.6ミリの物がよいです。
ハンダはφ0.8ミリの物でもよいですが、やはり、細い方が量が調節しやすく仕上がりが綺麗になるようです。
チップ部品の片方のランドをハンダ付けします。
チップ部品は、先が鋭い先曲がりピンセットを使って扱うと作業がしやすでしょう。
この段階では、大概、ハンダが流れる前にヤニが飛んでしまうので、綺麗にハンダ付けしようとせず、ある程度部品位置が決まればよしとします。
もう片方のランドを綺麗にハンダ付けします。汚くなった場合でも、気にせず次にすすみます。
この時、基板を回転させて、ハンダ付けしよとするランドが作業者からみて右側又は奥にくるようにすると作業がしやすいでしょう。
最初にハンダ付けした部分にプリント基板用フラックスを塗ります。
後にハンダ付けした部分が汚くなっている場合には、その部分にもフラックスを塗ります。
最初にハンダ付けした部分のハンダを綺麗にランドになじませます。
後にハンダ付けした部分が汚かった場合には、その部分も綺麗に修正します。
綺麗なハンダ付けとは、ランドにハンダが流れるようになじむ状態です。
ランドに塗ったフラックスが溶ける程度にランドをハンダゴテで加熱してから、糸ハンダをさすとよいかと思います。
ハンダゴテがランドに接触しにくく加熱するのが難しい時には、ハンダゴテの先でハンダを溶かして、ランドに押し当て、ハンダが流れるまで加熱します。加熱中にヤニが飛んでしまった時には糸ハンダを少し追加するか、フラックスを塗ってから加熱します。
ハンダを盛りすぎた時には、ハンダ吸い取り器で吸い取れますが、あまり何度も吸ったり盛ったりしていると、配線を痛める事がありますので、ハンダがしっかり付いていてブリッジ等していなければ、少々の見た目は気にしないでよいでしょう。
図はハンダゴテやピンセットに対してチップ部品やランドがやけに大きく描いてありますが気にしないでください。作業中はチップ部品をまじまじと見ることになるので、気分的には図のような感じなのです。
作業中、熱くなったフラックスやハンダや部品が飛び散ることもありえるので防護メガネ等の対策をすることをお奨めします。

にへるつおるぐ

おすすめ広告