あけび猫のブログ

a40403.pl

Webalizerを毎日実行するスクリプトのPerl版です。PerlがインストールしてあるWindowsで使えるのが利点です。

1. 書式

2. 変数

3. 説明

4. ご注意

5. テスト環境

6. 簡単な使い方

7. Simple logrotateと併用する

1. 書式

perl a40403.pl

2. 変数

$WEBALIZER

Webalizerを実行するコマンドです。

$WEBALIZER_CONFDIR

Webalizer設定ファイルディレクトリです。このディレクトリにある拡張子が「conf」のファイルは全てWebalizerの設定ファイルとみなされます。

$log_cat

catコマンドです。Windowsの場合には、「type」とします。

$log_preprocess

ログファイルにWebalizerにかける前の前処理を行うコマンドです。

$log_tmpfile

一時ファイルです。

3. 説明

このプログラムは、Webalizer設定ファイルディレクトリにある設定ファイルそれぞれに対して、Webalizerを実行します。

4. ご注意

このプログラムは、Webalizer用日本語検索語デコーダ(a40402.pl)等でログの前処理を行うことを前提としています。ログの前処理が不要な時には適当にプログラムを修正して下さい。

5. テスト環境

xampp-win32-1.6.1 xampp-win32-perl-addon-5.8.8-2.2.4

6. 簡単な使い方

ここでは、xampp-win32での簡単な使い方を説明します。「テスト環境」に書いてあるものを予めインストールしておいて下さい。xampp\perl\binディレクトリにパスを通してperlコマンドが使えるようにしておいて下さい。

1. Rapid logresolve(a40404.pl)をインストールして使えるようにします。xampp-win32に含まれるWebalizerはあけび猫が試したところ何故かDNS機能が動作しませんでした。
2. Webalizer用日本語検索語デコーダ(a40402.pl)をインストールして使えるようにします。a40402.plの 「簡単な使い方」の2番までを行っておきます。コマンドラインはWindowsで動作するように便宜修正して下さい。
3. a40403.plの各変数を各自の環境に合わせて調整します。
4. a40403.plを起動するバッチファイルを作ります。たとえばファイル名を「daily.bat」として、その内容を以下のようにします。
   daily.bat
   perl C:/bin/a40403.pl

   ※ファイルのパス部分は各自の環境に合わせて便宜調整して下さい。

5. 4で作った「daily.bat」をタスクスケジューラに登録して毎日実行されるようにします。タスクスケジューラはWindowsのコントロールパネルの中の「タスク」というのです。

7. Simple logrotateと併用する

a40403.plをSimple logrotate(a40405.pl)と併用すると、ログが大きくなるにつれてWebalizerの処理時間が漸増するのを防ぐことができます。

1. 前項の「簡単な使い方」により、a40403.plが使えるようにする。
2. webalizer.confにて「Incremental yes」とする。また、「LogFile…」の末尾に「.1」を付ける。

   LogFile C:\xampp\apache\logs\access.log.1
   Incremental yes

3. a40405.plをインストールして使えるようにする。「daily.bat」の内容は以下のようにします。
   daily.bat
   perl C:/bin/a40405.pl "C:/xampp/apache/logs/*.log" -u "if(-e 'C:/xampp/apache/logs/httpd.pid'){`C:/xampp/apache/bin/httpd -k restart`}" perl C:/bin/a40403.pl

   ※ファイルのパス部分は各自の環境に合わせて便宜調整して下さい。

4. これで毎日、apache\logsのaccess.logとaccess.log.1がWebalizerにかけられるようになりました。