ファンの正極はパソコン筐体内の適当な電源の正極ラインに繋いでもよいですが、ファンの負極はファンコントローラのFAN1の負極(−)の穴に繋いで下さい。
VR1のネジを右にまわすとファンの回転数が上がり、左にまわすと回転数が下がります。スピンアップ時間を変更するには、C2を容量の違う物に交換して下さい。容量を大きくするとスピンアップ時間が長くなり、容量を小さくするとスピンアップ時間が短くなります。
D4には機器の電源が落ちた時、C2を速やかに放電させスピンアップタイマをリセットさせる働きがあります。D4をはずすと、機器の電源が落ちてもなかなかC2が放電しないので、再び電源が入った時にスピンアップ機能が働かないことが多くなります。
D1には電源の極性間違いをした時にIC1が損傷するのを防ぐ働きがあります。電源の極性を間違えるとファンコントローラは動作せず、ファンは回りません。極性を正しく(V+が正極で、GNDが負極)すると、ファンコントローラが動作します。
C3を省略すると、IC1の7番ピンの出力が切り替わる際に同ラインが発振気味となりますが、Q1のドレインにはその影響が現れないようなのでC3が無くても実用上は問題無いかと思います。スピンアップ時にはC3を入れていても、IC1の出力が電源電圧の半分辺りを保ちつつ発振していますがQ1の出力には問題無いみたいなので気にしないで下さい。 |