4.1. IC-Progでスマートカードウィザードを実行してしまった
IC-Progにはスマートカードウィザードなる機能がついていて、あけび猫はよく知らないのですが、恐らくこれは一般にICカードと呼ばれるマイコン内蔵のクレジットカードみたいな形をした物の為の機能だと思われます。このコマンドを実行すると、なんだか英語のメッセージが出てきて、キャンセルと継続ボタンが出てくるのですが、、なにも知らずに継続ボタンを押してしまうと、あれよあれよというまに謎な書込みが開始されて、PICライタに装着されているマイコンは遭えなくお亡くなりになってしまいます。謎な書込みがなされたマイコンの内容を読み出してみて、データが0000になっていましたら、そのマイコンは諦めて下さい。対策は、なんだかよくわからないボタンをむやみに押さないことです。
4.2. 0040hで照合(ベリファイ)に失敗する
ヒューズ(コンフィギュレーションワード)のCP(コピー防止)にチェックを入れた状態で書込みをすると照合に失敗してしまいます。これは、CPにチェックがはいってると書き込んだデータが読み出せなくなるからだと思われます。ただし、全てが読み出せなくなるわけでなくて、先頭の64ワードは読み出せるようです。対策は、このエラーを気にせずにそのまま書込みが完了したマイコンを使ってみることです。又は書込みボタンを押す前にCPのチェックをはずします。
4.3. ケーブルが断線していた
ケーブルが断線していると当然、正常に動作しません。IC-Progのハードウェアのチェックの機能等を使ってケーブル内の重要な全てのライン(TxD
GND CTS DTR RTS)が機能しているかよく確認してみて下さい。ケーブルを交換してみたり、別のパソコンで試してみるのも手です。
4.5. 0000hで照合(ベリファイ)に失敗する
おろしたてのPICに「12F629/675対応アダプタ」を使って書き込みすると書き込みに失敗するようです。失敗した時にはアダプタ無しでもう一度書き込んでみて下さい。書き込みに失敗すると内蔵オシレータの校正値が読み出せなくなるようなので、心配な場合には事前に読み出しておくことをおすすめします。
4.6. プリンタポートに繋いでいた
DOS/Vパソコンに、昔の国産機(NEC
PC98シリーズ、MSX等)用のケーブルを使って接続すると、プリンタポートに繋がってしまうので、間違えないようにして下さい。
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